10月27日_エントレも人間教育

エントレの最初にある有名トップリーグの監督の話をしました。それは、獲得を目指していた有望大学の選手について、その選手がトライした後の振る舞いを見て、採用をやめたという話です。トライをした後にボールを放置して戻るのか、それとも、ボールを持って戻りキッカーにボールを手渡すのか。ささいな行動の違いですが、このささいな行動の違いが大きな違いなのだと。子どもたちには単にラグビーを上手になって欲しいと私は考えていません。子どもたちにラグビーで成功したいならば、まずは人間として成長することが大事だと伝えました。真意がどれほど子どもに伝わったかは分かりませんし、どれほど話の効果が持続するかは分かりません。ただ、私共はラグビーを通じた人間教育を目指しており、継続的に彼らを成長させるためのアプローチを続けていく必要があると考えています。

最近ではエントレの準備・片付けで私が大変な思いをすることはまずありません。だから、私はラグビーの指導に専念できます。好循環であることに感謝し、またよく頑張っている子どもたちにもリスペクトをし、一つ一つのことを丁寧に積み上げていきたいです。

*写真はグループトークです。上級生が後輩に対し、「ドンマイ」とやさしく声をかけたりや片づけを率先して行うなど、人間として立派な姿勢を示してくれました。

2020年10月28日