教育方針(成長主義)


【よりよい社会をつくり、よりよい人生を生きる】力を培う

当チームは子どもたちの人間形成を目指し春日部Styleのもと、教育をしています(「春日部Style」参照)。ここではプレーに関する教育方針(成長主義)を紹介します。

子どものニーズは現実の状況と文脈に根差しています。したがって、本チームでは「予めこの学年では○○のレベルまで技能を高めよう」などという画一的かつ子どもにとって窮屈な考えはしていません。ラグビーもしくはラグビー風な遊びの中で個々の子どもが「やってみたい!」や「身につけたい!」という思いを大切にしています。そのため、すでに海外で主流となっているボール運動の指導に関する考え方を子どもに合わせて指導に生かします。

端的に当チームの特徴を述べるとそれは”成長主義”です。成長主義とは、一人一人の子どもを大切にし、着実に成長させることで、結果としてチーム力を高める考え方です。とりわけ、関係性・有能感・自律性を重視しています。指導者も子どもも関係性のよさがチームの原動力として捉え、一番重要視しています。

関係性:安心していられる関係(心理的安全性

有能感:成長していることが実感できる、認めてもらえる

自律性:自分たちの裁量で考える、決断する

【ゲーム中心】

個々の技能や知識をゲームという文脈から切り離して学ばせることを避け、ゲーム中心の指導を心がけます。このゲームというのは、その発達段階、その気づいてほしい内容に即したモディファイト・ゲーム(修正されたゲーム)です。

【GameSense】

注目しているのは子どもたちのGameSense(Light,2013)です。GameSenseとは、ゲーム状況の中でベストな判断の基となる感覚です。そのため、モディファイト・ゲームや鬼遊びを大切にしています。

【校長紹介】
成家篤史:博士(教育学)。帝京大学教育学部教授。元小学校教諭、スポーツメンタルトレーナーの資格を持つ。教育学と心理学の知見を組み合わせた教育を実現したいと考えている。公認A級コーチ(2024年10月取得見込)、公認C級レフリー、タグラグビーティーチャー。ペガサス(取りまとめ役)。